カーディフ発 〓 指揮者のトーマス・ハヌスがウェールズ・ナショナル・オペラとの契約を延長

2020/02/01

指揮者のトーマス・ハヌス(Tomas Hanus)がウェールズ・ナショナル・オペラ(Welsh National Opera)との契約を延長した。ハヌスは2016/2017シーズンから音楽監督を務めており、契約延長で任期は2026まで伸びる。ウェールズ・ナショナル・オペラは首都カーディフが本拠地。設立は1943年で、本拠地の公演だけでなく、英国内を巡回するオペラ・カンパニーとして知られる。昨年まで演出家のデービッド パウントニーが芸術監督を務めていた。

ハヌスは1970年、チェコ・ブルノの生まれ。ブルノのヤナーチェク音楽・演劇アカデミーで指揮をイルジー・ビエロフラーヴェクから学び、1999年にカトヴィツェで開催された国際指揮者コンクールで優勝。2001年にプラハ国立歌劇場にオペラ指揮者としてデビューした。その後、ヨーロッパ各地の歌劇場に客演を重ね、2007年から2009年までブルノ国立歌劇場の音楽監督を務めた。

写真:Prague Spring / Ivan Malý


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