[開催都市]
Bregenz … Austria
ブレゲンツ … オーストリア
[開催時期]
2024:7.19 … 8.18
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オーストリアの西の端に位置するブレゲンツは、ボーデン湖(Bodensee)を挟んで、スイス、ドイツと国境を接する街。ミュンヘンから列車で約2時間半、チューリヒから約1時間半ほどのところにある。そのブレゲンツでは毎夏、ボーデン湖上に特設ステージが組まれ、そこでオペラが上演されている。
湖上に組み上げられる巨大なセットは、見る者を圧倒。ピットにはウィーン交響楽団が入り、時代の先端を走る演出家が起用されるため、どの公演もハイレベルでスペクタクルに満ちている。そのステージを囲み、湖畔には6,000席の客席、レストランなどのアミューズメント施設が広がる。
会期は7月下旬から8月下旬かけての1ヵ月。上演する演目は2年ごとに変わり、ほぼ毎日公演が行われる。夕食後の午後9時過ぎから開演する。2022年、2023年はプッチーニ《蝶々夫人》、2024年からはフィリップ・シュテルツルが新演出を手掛けるウェーバー《魔弾の射手》といった具合。
音楽祭の始まりは1946年、湖上に砂利運搬船を2隻浮かべ、そこでオペラを上演したこと。それがいまでは、世界中から毎年20万人を超える音楽ファンを集める一大イベントに成長した。雨が降った場合は立派な劇場内での上演に切り替わる。それはそれで助かるが、ここまで来ていて、それはそれで複雑。







