ヴァイオリニストの青木尚佳(Naoka Aoki)が19日夜、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(Münchner Philharmoniker)のコンサートマスターとしてのデビューを飾った。オーケストラ初の女性コンサートマスターとなる。
デビューの舞台となったのは、アンドリス・ネルソンス指揮のコンサート。プロコフィエフの交響曲第5番、イェフィム・ブロンフマンを迎えてのラフマニノフのピアノ協奏曲第3番。
青木は東京生まれの31歳。2009年の第78回「日本音楽コンクール」で第1位を獲得、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを経て、ロンドンの王立音楽大学、王立音楽院で学んだ。
2014年には、フランス・パリで行われた「ロン=ティボー=クレスパン国際コンクール」で第2位を獲得。ロンドンを拠点にヨーロッパ中心に活動するかたわら、2018年秋からはミュンヘン音楽大学でアナ・チュマチェンコの下で研鑽を積んでいた。
写真:Sebastian Widmann
ミュンヘン発 〓 青木尚佳がミュンヘン・フィル初の女性コンサートマスターとしてデビュー
2022/03/22
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。