変異した新型コロナウイルスの感染拡大を受け、フランス政府が3月20日から全土で再びロックダウンを実施、これに伴い、パリ国立オペラ(Opéra national de Paris)が5月2日までのすべての公演の中止を発表した。シャンゼリゼ劇場も4月の公演のキャンセルを発表した。
住民の外出や小売店の営業を制限するロックダウンは昨年の春と秋に続いて3度目。フランスでは新型コロナの変異ウイルスによる感染が拡大しており、フランス公衆衛生局によると、3月25日の新規感染者が前日24日から45,641人増という状況。
既にイギリス変異株による感染者が70%以上で、16日には新たな変異株「ブルターニュ変異株」がフランス国内で確認された。23日には、19日にパリ国立オペラで行われた新制作の《ファウスト》の関係者公演に出掛けたロズリーヌ・バシュロ文化大臣の感染も明らかになっている。
写真:Opéra national de Paris / Patrick Tourneboeuf
パリ発 〓 フランスの劇場は4月の公演をキャンセル、文化大臣も新型コロナウイルスに感染
2021/03/26
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。