1592年に開業したザルツブルクの老舗楽譜店「メイリッシャー」が来月で閉店することが決まった。「メイリッシャー」は、楽譜、音楽書籍の品揃えでは、ドイツ語圏で最も知られる店の一つ。1994年からは、出版大手「ユニバーサル・エディション・ウィーン」グループの傘下に入って営業を続けていた。
その存在については、モーツァルト夫人のコンスタンツェの日記でも、1828年9月27日に「私も伝記の最初のコピーの1つをメイリッシャーからできるだけ早く送ってほしいと要請しました」と記載がある。
地元の音楽関係者は、「インターネットでは見つけられないものがたくさんあります。不明な作品や失われた作品が必要な場合は、メイリッシャーに蓄えられた専門知識が非常に貴重です」と話している。
写真:Mayrische Musikalienhandlung
ザルツブルク発 〓 1592年にオープンの老舗楽譜店が閉店
2020/08/27
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