ピッツバーグ発 〓 マンフレート・ホーネックがピッツバーグ響との契約を延長

2021/09/25
【最終更新日】2021/10/02

マンフレート・ホーネック(Manfred Honeck)が首席指揮者を務めるピッツバーグ交響楽団(Pittsburgh Symphony Orchestra)との契約を延長した。ホーネックは2008年からその任にあり、今回の契約更改で任期は2027/2028シーズン終了まで延びる。

ホーネックはオーストリア・ネンツィング生まれの63歳。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のヴィオラ奏者を経て指揮者に転身した。弟のライナーはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスター。

本人も故クラウディオ・アバドの元でグスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団の準指揮者を務めた後、MDR交響楽団(1996-1999)やスウェーデン放送交響楽団(2000-2006)の首席指揮者、シュトゥットガルト州立劇場の音楽総監督(2007-2011)を歴任してきた。

新シーズンでホーネックは、オーケストラの委託作品など世界初演を行う演奏会を5回行う他、2022年4月にはオーケストラの125年の歴史で初めて、1週間で9曲を演奏するベートヴェンの交響曲全曲演奏会に取り組む。

写真:Pittsburgh Symphony Orchestra / Kai Bienert


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. コペンハーゲン発 〓 デンマークがファビオ・ルイージに「ダネブロー騎士勲章」ナイト章を授与

  2. ベルリン発 〓 オペラ雑誌「オペルンヴェルト」が「オブ・ザ・イヤー2021/2022」を発表

  3. ベルリン発 〓 劇場とホールの閉鎖は4月中旬まで

  4. アムステルダム発 〓 コンセルトヘボウが5月いっぱい閉鎖、「マーラー音楽祭」もお流れ

  5. カトヴィツェ発 〓 ヨーロッパ最大のパイプ・オルガンが誕生、エサ=ペッカ・サロネンが自作のオルガン曲で祝福

  6. パリ発 〓 パリ国立オペラが新制作の《アイーダ》をストリーミング配信

  7. セビリア発 〓 セビリア王立響の次期首席指揮者にルーカス・マシアス=ナバロ

  8. アムステルダム発 〓 北欧ツアーの代役でディーマ・スロボデニュークがロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団デビュー

  9. ワルシャワ発 〓 ワルシャワ国立歌劇場が新制作の《ボリス・ゴドノフ》上演取り止め、ロシアのウクライナ侵略で

  10. ラハティ発 〓 ダリア・スタセヴスカがラハティ響の首席指揮者に

  11. デンバー発 〓 コロラド響の首席指揮者にピーター・ウンジャン

  12. ルツェルン発 〓 延期されていたアンドラーシュ・シフのコンサートの中止決定、新型コロナウイルスの感染拡大止まず

  13. ニュルンベルク発 〓 州立劇場が音楽総監督のローランド・ベーアとの契約を延長

  14. ベルリン発 〓 ドイツは4月19日までの公演をキャンセル、州立歌劇場の音楽祭「フェストターゲ」は中止

  15. ウィーン発 〓 国立歌劇場の舞踏会「オーパンバル」、3年ぶりに開催へ

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。