ローマ発 〓 カウフマンが初のカラフ役、パッパーノと《トゥーランドット》全曲録音へ

2021/07/22

テノール歌手のヨナス・カウフマン(Jonas Kaufmann)がワーナー・クラシックにプッチーニ《トゥーランドット》全曲を録音することが分かった。本人が明らかにしたもので、カラフ役へのデビューとなる。

指揮はアントニオ・パッパーノで、オーケストラはサンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団。オーケストラは2022年3月12日、同じ顔ぶれでコンサート形式による上演を予定している。

キャストはカウフマンのカラフ以下、トゥーランドット姫にソンドラ・ラドヴァノフスキー、リューにエルモネラ・ヤオ、ティムールにミケーレ・ペルトゥージ、アルトゥームにマイケル・スパイレスという顔ぶれ。ラドヴァノフスキーもロール・デビューとなる。

カウフマンとパッパーノ率いるサンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽は昨年、ソニー・クラシカルにヴェルディ《オテロ》を録音。ワーナー・クラシックにも、プッチーニ《蝶々夫人》、ヴェルディ《アイーダ》の録音を残している。

写真:Warner Classics


関連記事

  1. オスロ発 〓 ノルウェーの「ソニヤ王妃国際声楽コンクール」がロシア、ベラルーシからの参加認めず

  2. ロンドン発 〓 英国のロイヤル・オペラが2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  3. カンザスシティ発 〓 カンザスシティ響が史上初のヨーロッパ・ツアー

  4. ロンドン発 〓 アントニオ・パッパーノ、ロンドン交響楽団の首席指揮者へ

  5. ベルリン発 〓 オペラ雑誌「オペルンヴェルト」が「オブ・ザ・イヤー2021/2022」を発表

  6. ベルリン発 〓 ベルリン・ドイツ・オペラが2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  7. ウィーン発 〓 国立歌劇場が5月のストリーミング配信ラインナップを発表

  8. 訃報 〓 グラハム・クラーク(81)英国のテノール歌手

  9. ライプチヒ発 〓 ライプチヒ歌劇場が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  10. ウィーン発 〓 エリザーベト・レオンスカヤがモーツァルトのピアノ・ソナタ全集をリリース

  11. 訃報 〓 ネッド・ローレム(99)米国の作曲家

  12. モスクワ発 〓 第16回「チャイコフスキー国際コンクール」が閉幕、藤田真央がピアノ部門で2位に

  13. フランクフルト発 〓 ドイツの歌劇場再開は6月以降

  14. ケムニッツ発 〓 ギレルモ・ガルシア・カルヴォが市立劇場との契約を延長

  15. アテネ発 〓 ギリシャ国立オペラもストリーミング配信を開始

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。