フランクフルトで行われている第9回「ショルティ国際指揮者コンクール」の本選が11日に行われ、中国系ニュージーランド人の吕天贻(Tianyi Lu)が優勝した。コンクールは7日から11日に開催され、第2位にハンガリーのGábor Hontvári(27)、3位にドイツのJohannes Zahn(30)が選ばれた。
優勝した吕は上海生まれの30歳。ニュージーランドやオーストラリア、英国を中心に活躍の場を広げており、2020年にメルボルン交響楽団の客演指揮者に就任した。指揮者の生誕100年を記念して9月に行われたイタリアの「グイード・カンテルリ国際指揮者コンクール」に続いての優勝。
コンクールは2002年の創設。1952年から1961年にかけてフランクフルト歌劇場を率いたハンガリー生まれの巨匠指揮者ゲオルグ・ショルティを記念したもので、フランクフルトを拠点にするhr交響楽団(かつてのフランクフルト放送交響楽団)、アルテオパーの主催で隔年で行われている。今回は56カ国から437人が参加した。
写真:Sir Georg Solti International Conducting Competition / Tibor-Florestan Pluto Photography
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フランクフルト発 〓 第9回「ショルティ国際指揮者コンクール」で、中国系ニュージーランド人の吕天贻が優勝
2020/10/12
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