斬新な「読み替え」で知られるイタリアの人気演出家ダミアーノ・ミケレット(Damiano Michieletto)が映画監督デビューすることになった。監督するのは、プッチーニの《ジャンニ・スキッキ》。撮影は5月末から始まり、4週間の予定。シエナを中心に撮影が行われ、2022年の冬に公開されるという。
ミケレットはヴェネツィア生まれの46歳。ミラノのパオロ・グラッシ演劇学校で演出を、ヴェネチアのカ・フォスカリ大学で現代文学を学び、2003年に演出家デビューした。2007年ロッシーニ・オペラ・フェスティバルで《泥棒かささぎ》の演出を手掛けて一躍脚光を浴び、2012年にはザルツブルク音楽祭に《ラ・ボエーム》でデビュー。目下、世界中の歌劇場から引っ張りだこ。
配役はジャンニ・スキッキ役にロベルト・フロンターリ、ラウレッタにフェデリカ・グイダを起用。ヴィンチェンツォ・コスタンツォ、マヌエラ・カスターといった歌手の他、俳優のジャンカルロ・ジャンニーニが出演する。オーケストラはステファノ・ モンタナーリ指揮のボローニャ市立劇場管弦楽団。
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ボローニャ発 〓 人気演出家のダミアーノ・ミケレットが映画監督デビュー
2021/06/08
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