最後まで諦めないー。音楽祭100周年を迎えるオーストリアのザルツブルク音楽祭が15日、この夏の音楽祭について、オーストリア政府が新たに打ち出した規制緩和指針を受けて、プログラムを組み直すと発表した。
ルドルフ・アンショバー(Rudolf Anschober)労働・社会問題・保健・消費者保護相が発表した指針は、2020年5月29日から適用されるもの。それを適用すると当初の計画通り音楽祭を行えないため、代替案を5月25日の政府の監督委員会に提示するという。
指針では、最大100人の屋内および屋外イベントは5月末から解禁される。映画館を含めた250人規模のイベントの解禁は7月1日から。8月1日からは500人までのイベントの開催が認められる。また、特例として、十分なセキュリティが確保されている場合は、1,000人規模のイベントも許可される。
オーストリアにおけるコロナ禍は、感染者が16,000強、死者は628人。今回のアンショバー指針をめぐっては、発表前に反対派のウルリケ・ルナチェク(Ulrike Lunacek)文化担当長官が辞任するという騒動が起きている。
写真:Salzburg Festspiele
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ザルツブルク発 〓 夏の音楽祭はプログラムを組み直して開催を模索
2020/05/16
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