東京二期会が2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表した。「名作を新しいフェーズに」をシーズンのテーマに据え、モーツァルト《コジ・ファン・トゥッテ》、リヒャルト・シュトラウス《影のない女》、ビゼー《カルメン》、チャイコフスキー《イオランタ/くるみ割り人形》の4作品を新制作する。
最初に登場するのは《コジ・ファン・トゥッテ》で、シャンゼリゼ劇場、カーン劇場、パシフィック・オペラ・ヴィクトリアとの共同制作。二期会にとっては宮本亞門演出の2006年のプロダクション以来の上演で、今回はロラン・ペリーが演出を手掛ける。ピットに入るのは、クリスティアン・アルミンク指揮の新日本フィルハーモニー交響楽団。
一方、《影のない女》はボン歌劇場との共同制作で、元々は2022年2月予定の上演をスライドさせたもの。演出はペーター・コンヴィチュニーで、アレホ・ペレス指揮の東京交響楽団がピットに入る。また、ビゼー《カルメン》は2003年以来の上演で、ピットに入るのは沖澤のどか指揮の読売日本交響楽団で、演出もイリーナ・ブルックという女性コンビ。
シーズンを締め括るのはチャイコフスキー《イオランタ/くるみ割り人形》で、演出は《ドン・カルロ》に続き、ウィーン・フォルクスオーパーの芸術監督を務めるロッテ・デ・ベア。《イオランタ》にバレエ《くるみ割り人形》を組み込み、オペラとバレエを融合させたプロダクションになるという。マキシム・パスカルが東京フィルハーモニー交響楽団を指揮する。
写真:Tokyo Nikikai Opera Foundation
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東京発 〓 東京二期会が2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表
2023/10/23
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