東京発 〓 第34回「高松宮殿下記念世界文化賞」の音楽部門に米国のトランペッター、ウィントン・マルサリス

2023/09/13

世界の優れた芸術家を顕彰する「高松宮殿下記念世界文化賞」が12日、第34回の受賞者を発表した。5部門の受賞者は、絵画部門がヴィヤ・セルミンス(84、米国)、彫刻部門がオラファー・エリアソン(56、アイスランド/デンマーク)、建築部門がディエベド・フランシス・ケレ(58、ブルキナファソ/ドイツ)、音楽部門がウィントン・マルサリス(61、米国)、演劇・映像部門がロバート・ウィルソン(81、米国)の5氏。

「高松宮殿下記念世界文化賞」は1988年(昭和63年)、日本美術協会が設立100周年を記念して創設した賞。前総裁の高松宮殿下の「世界の文化芸術の普及向上に広く寄与したい」という遺志を継いだもの。受賞者には金メダルと賞金1500万円が贈られる。

音楽部門のマルサリスはジャズとクラシックで新境地を開拓してきたトップ・トランペッター。ニューオーリンズの音楽一家に育ち、自らバンドを率い、作曲家としても活躍。1983年にグラミー賞のジャズ部門とクラシック部門を同時受賞。1997年にはジャズ・ミュージシャンとして初めてピューリッツァー賞の音楽部門を受賞した。

一方、演劇・映像部門のウィルソンはテキサス州生まれ。前衛的な作風で知られる演出家で、1968年に実験的パフォーマンス集団を創立。1976年の前衛オペラ《浜辺のアインシュタイン》で国際的な評価を確立。欧米の著名な歌劇場で数々のオペラの演出を手掛けてきた。2005年の「愛・地球博=愛知万博」では野外イベントの総合演出を務めている。

写真: The Japan Art Association / The Sankei Shimbun


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. パリ発 〓 米国のソプラノ歌手リセッテ・オロペサにフランス政府の「芸術文化勲章シュヴァリエ」

  2. オスロ発 〓 音楽監督のクラウス・マケラがチェロ奏者としてオーケストラと共演

  3. サンフランシスコ発 〓 マイケル・ティルソン・トーマスが最後の指揮台に

  4. デュッセルドルフ発 〓 作曲家メンデルスゾーンの銅像の修復工事終了

  5. 訃報 〓 佐藤しのぶ(61)日本のソプラノ歌手

  6. 訃報 〓 ジョン・キンセラ(89)アイルランドの作曲家

  7. ウィーン発 〓 国立歌劇場も3月いっぱい閉鎖

  8. ワシントン発 〓 ヴァイオリニストの五嶋みどりにケネディ・センター名誉賞

  9. ベルリン発 〓 ヴァイオリンのヒラリー・ハーンがベルリン・フィルの米国ツアーから降板

  10. ブダペスト発 〓 ブダペスト祝祭管弦楽団が新型コロナウイルスの犠牲者を追悼する演奏会でモーツァルトのレクイエム

  11. ブッパータール発 〓 市の音楽総監督に25歳のパトリック・ハーン

  12. マルメ発 〓 スウェーデンのマルメ歌劇場が首席客演指揮者に自国の指揮者パトリック・リングボリ

  13. モンテカルロ発 〓 モンテカルロ歌劇場が《マノン・レスコー》の公演で、マリア・アグレスタの代役にアンナ・ネトレプコを起用

  14. ペルミ発 〓 ペルミ・オペラ・バレエ劇場の次期音楽監督に29歳のミグラン・アガザニアン

  15. プラハ発 〓 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団のコンサート・マスターに26歳の女性

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。