ニューアーク発 〓 ニュージャージー響が音楽監督シャン・ジャンとの契約を延長

2022/03/11
【最終更新日】2022/03/30

米国ニューアークを本拠地とするニュージャージー交響楽団(New Jersey Symphony Orchestra)が音楽監督を務める中国系アメリカ人指揮者シャン・ジャン(張弦)との契約を延長したと発表した。ジャンは2016年からその任にあり、今回の契約更改で任期は2027/2028シーズン終了まで延びる。

ジャンは1973年、中国・丹東生まれの49歳。音楽家を両親に持ち、北京の中央音楽院で学び、19歳の時に中央歌劇院でモーツァルト《フィガロの結婚》を指揮してオペラ・デビュー。1998年に米国に移住、シンシナティ大学音楽院で研鑽を積み、ロリン・マゼール主宰の指揮者コンクールで見出されて、2005年からニューヨーク・フィルハーモニックでマゼールの副指揮者を務めた。

その後、2009年から2016年までミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団の音楽監督。また、BBCウェールズ国立管弦楽団の首席客演指揮者を務め(2016-2018)、2017年にはオーケストラを率いてロンドンの夏の音楽祭「プロムス」に客演、音楽祭に登場した初の女性指揮者となった。

写真:New Jersey Symphony Orchestra / Cherylynn Tsushima


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