第一線のオーボエ奏者として活躍した後、指揮者に転身したルーカス・マシアス=ナバロ(Lucas Macías Navarro)が母国スペインのグラナダ市管弦楽団(Orquesta Ciudad de Granada) の芸術監督に就任することになった。任期は11月から。
マシアス=ナバロはスペイン南西のウエルバ生まれの42歳。オーボエを学び、フライブルク大学でハインツ・ホリガーに師事。2004年に指揮者クラウディオ・アバドがボローニャを本拠地とするモーツァルト管弦楽団を設立すると首席奏者に招かれた。また、アバドの勧めで2004から2005年にカラヤン・アカデミーで学び、ジュネーブ音楽院でモーリス・ブルグに師事した。
その後、ローザンヌ室内管弦楽団の首席奏者を経て、2007年にアムステルダムのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者に就任。アバドの信頼が厚く、2008年にはルツェルン祝祭管弦楽団の首席奏者に招かれた。
その後、国立ウィーン音楽演劇大学でマーク・ストリンガーから指揮の指導を受け、2014年にブエノスアイレスのテアトロ・コロンで指揮者としてデビューした。2015年にコンセルトヘボウ管を退団、2016年からパリ管弦楽団でダニエル・ハーディングの下、副指揮者を務めた。
写真:lucasmaciasnavarro.com
グラナダ発 〓 ルーカス・マシアス=ナバロがグラナダ市管の芸術監督に
2020/09/10
【最終更新日】2020/09/11
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