新型コロナウイルスの感染拡大で開催中止が決まったオーストリア・ザルツブルクの音楽祭「モーツァルト週間」がインターネット上のオンライン開催を発表した。音楽祭は本来1月21日から31日の日程で開催される予定だった。
オンライン音楽祭はモーツァルトの265回目の誕生日である1月27日にスタート。31日までの閉幕までに10のコンテンツが配信される。開幕を飾るのは、ケリー=リン・ウィルソン指揮のモーツァルテウム管弦楽団のコンサート。また、開幕コンサートに先立ち、新たに発掘されたモーツァルトの作品も披露される。
披露されるのは「KV626b」。3回目のイタリア旅行を終えてザルツブルクに戻った直後の1773年初頭、17歳のモーツァルトが書き留めた可能性が高いという。演奏は2015年のショパン国際ピアノ・コンクールで優勝したチョ・ソンジン。芸術監督のローランド・ビリャソンが司会を担当、学芸員の解説も付く。
出演陣も豪華で、トーマス・ヘンゲルブロック指揮のバルタザール・ノイマン・アンサンブル、ダニエル・バレンボイムとマルタ・アルゲリッチによるピアノ・デュオ、バレンボイム指揮でチェチーリア・バルトリをソリストに迎えたウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートなど。
写真:Mozartwoche
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モーツァルト週間 〓 音楽祭はオンライン開催へ
2021/01/20
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