サヴォンリンナ発 〓 オペラ・フェスティバルが2021年夏の公演ラインナップを発表

2020/12/10
【最終更新日】2022/09/05

フィンランドのサヴォンリンナ・オペラ・フェスティバル(Savonlinna Opera Festival)が2021年夏の公演ラインナップを発表した。発表によると、2021年は7月2日から31日の開催。新型コロナウイルスの感染防止策の関係で、約1200席だけを使う(通常は約2200)制限を行うという。また、当初の予定にあったシマノフスキー《ロジェ王》の上演をキャンセルせざるを得なかったという。

期間中、24日から26日には、フィンランドの名ソプラノ、カリタ・マッティラ(Karita Mattila)のリサイタルが行われる他、最終日の31日にはノルウェーの人気バンド「ヴァードゥルナ」が登場する。男女2組のデュオが人の声や様々な古楽器、石や木などを使ったステージ・パフォーマンスを繰り広げる。

ビゼー《カルメン》
7月2日-22日
[演出]マリアンヌ・モルク
[指揮]未定
[キャスト]Amadi Lagha / Andrei Kymach / Tapani Plathan / トゥイヤ・クニヒティラ
[オーケストラ]サヴォンリンナ・オペラ・フェスティバル管弦楽団


ヴェルディ《椿姫》
7月5日-17日
[演出]マリウシュ・トレリンスキ
[指揮]ピエール・ジョルジョ・モランディ
[キャスト]マルユッカ・テッポネン / アントニオ・ポーリ / アルットゥ・カタヤ
[オーケストラ]サヴォンリンナ・オペラ・フェスティバル管弦楽団


ロッシーニ《セビリアの理髪師》
7月10日-23日
[演出]カリ・ヘイスカネン
[指揮]ミケーレ・ガンバ
[キャスト]トゥオマス・カタヤラ / アンナリーサ・ストロッパ / ワルッテリ・トリッカ / ミケーレ・ペルトゥージ / ロベルト・デ・カンディア
[オーケストラ]サヴォンリンナ・オペラ・フェスティバル管弦楽団


マスネ《ウエルテル》
7月25日-30日
[演出]ファブリツィオ・メラーノ
[指揮]カッレ・クーサヴァ
[キャスト]イヴァナ・スルビヤン / ドーメン・クリザーヂ / Vanja Zelčić / アリヤシュ・ファラシン
[オーケストラ]リエカ交響楽団


ヘンデル《ジュリアス・シーザー》
7月27日-29日
[演出]マリン・ブラゼヴィッチ
[指揮]ヴィッレ・マトヴェイェフ
[キャスト]アナマリヤ・クネゴ / ミヒャエラ・ゼリンガー / ディアナ・ハラー
[オーケストラ]リエカ交響楽団


写真:Savonlinnan Oopperajuhlat

    音楽祭プロフィールはこちら ▷






関連記事

  1. グリーンズボロ発 〓 米国の音楽祭「イースタン・ミュージック・フェスティバル」が64年の歴史に幕

  2. マチェラータ発 〓 マチェラータ・オペラ・フェスティバルが2023年の公演ラインナップを発表

  3. ベルリン発 〓 ベルリン音楽祭が閉幕、5万人を超える聴衆を集める盛況。ウィーン・フィルも音楽祭デビュー

  4. リューベック発 〓 シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭が2024年の「レナード・バーンスタイン賞」をチェロのアナスタシア・コベキナに

  5. シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭 〓 音楽祭の「ポートレート・アーティスト」エレーヌ・グリモーが旅行制限で出演出来ず

  6. ルイス発 〓 グラインドボーン音楽祭が来年2025年の公演ラインナップを発表

  7. エルル発 〓 ヨナス・カウフマンが芸術監督を務めるエルル・チロル音楽祭の首席指揮者にアッシャー・フィッシュ

  8. エディンバラ発 〓 国際芸術祭がリネハン総監督との契約を2022年まで延長

  9. ウィーン発 〓 中止された公演の報酬めぐり、ザルツブルグ音楽祭に対して集団訴訟か。芸術監督の辞任も要求

  10. バイロイト発 〓 バイロイト音楽祭が今後の予定を発表。ビシュコフ、ガッティが復帰

  11. グラフェネック発 〓 ルドルフ・ブッフビンダーが音楽祭の芸術監督をさらに2年

  12. コルマール発 〓 国際音楽祭の芸術監督にアラン・アルティノグリュ、創設者のスピヴァコフは退任

  13. モーツァルト週間 〓 2021年の開催断念を発表

  14. ザルツブルク発 〓 ザルツブルク音楽祭が2024年夏の公演ラインナップを発表

  15. トーレ・デル・ラーゴ発 〓 プッチーニ・フェスティバルが2024年の公演ラインナップを発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。