サンタクロースを彷彿とさせるフィンランドの名指揮者レイフ・セーゲルスタム(Leif Segerstam)がロシア・サンクトペテルブルク交響楽団(St.Petersburg Academic Symphony Orchestra)の首席客演指揮者に迎えられた。
セーゲルスタムはフィンランド西部の街ヴァーサ生まれの76歳。ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督(1995-2007)などを務めた後、数多く名指揮者を育てたことで知られる名伯楽のヨルマ・パヌラを継いでシベリウス音楽院の指揮科の教授を務めている。
サンクトペテルブルク響は1931年、サンクトペテルブルク放送のオーケストラとして設立。ソ連時代には「レニングラード交響楽団」と呼ばれていた。第二次大戦中の1942年8月9日、ナチス・ドイツ軍に包囲されたレニングラードでショスタコーヴィチの交響曲第7番を演奏したことで知られる。
歴代の首席指揮者にアルヴィド・ヤンソンス、ユーリ・テミルカーノフがおり、1977年から2018年までアレクサンドル・ドミトリエフが芸術監督兼首席指揮者を務めた。現在の首席指揮者はウラディーミル・アリトシュレル。
写真:Turku Philharmonic / Esko Keski-Oja
サンクト・ペテルブルク発 〓 セーゲルスタムがサンクトペテルブルク響の首席客演指揮者に
2020/11/27
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