インスブルック発 〓 アイナルス・ルビキスがインスブルック響の首席指揮者に

2024/09/05

オーストリアのチロル州立インスブルック交響楽団(Tiroler Symphonieorchesters Innsbruck)が新しい首席指揮者にアイナルス・ルビキス(Ainars Rubikis)を迎えると発表した。2019年から2023年までその任にあったケレム・ハサンの後任で、任期は2025/26シーズンから3年間。

ルビキスはラトヴィアの首都リガ生まれの46歳。2010年にバンベルク交響楽団が主宰する「グスタフ・マーラー指揮者コンクール」で優勝、翌年には第2回「ネスレ&ザルツブルク音楽祭若手指揮者賞」を受賞して注目を集めた。その後、2012年から2014年にかけてロシアのノヴォシビルスク国立アカデミック・オペラ・バレエ劇場の音楽監督兼首席指揮者を務めた。

2018年から2022年にかけてベルリン・コーミッシェ・オーパーの音楽総監督を務め、そのかたわら、欧米の歌劇場、オーケストラに客演を重ねてきた。また、2025年秋からはドイツのカッセル州立劇場の音楽総監督に就任することが決まっている。

写真:Tiroler Symphonieorchester Innsbruck / Manuel Giner


  もっと詳しく ▷


関連記事

  1. リスボン発 〓 ピアノのピレシュが引退宣言

  2. アムステルダム発 〓 ロイヤル・コンセルトヘボウ管の第8代首席指揮者にクラウス・マケラ

  3. パリ発 〓 ノートルダム寺院の再建セレモニーにクラシック音楽界の大物が集結、ドゥダメル率いるフランス放送フィルがホスト役に

  4. 訃報 〓 オトマール・マーガ(90)ドイツの指揮者

  5. プラハ発 〓 ビシュコフが手術後の静養でチェコ・フィルの指揮をキャンセル、代役になんとブロムシュテット

  6. ムンバイ発 〓 若手歌手のための「オペラリア」、2024年はインドのムンバイで

  7. アルテンブルク発 〓 アルテンブルク・ゲラ劇場が音楽総監督のルーベン・ガザリアンとの契約を延長

  8. 大阪発 〓 大阪交響楽団の次期常任指揮者に山下一史

  9. ウィーン発 〓 国立歌劇場がストリーミング・サービスの年末ラインナップを発表

  10. サンホセ発 〓 コスタリカ国立響の首席指揮者兼芸術監督にスペインのアンドレス・サラド

  11. ハンブルク発 〓 新しい「アルゲリッチ音楽祭」でデュトワはドイツに復帰

  12. ジェノヴァ発 〓 カルロ・フェリーチェ劇場の音楽監督にリッカルド・ミナシ

  13. バンプトン・クラシカル・オペラ 〓 2021年はグルックの《ラ・コロナ》と《パリスとヘレネー》を上演

  14. ライプチヒ発 〓 ブロムシュテットがゲヴァントハウス管とシューベルト、ベルワルドの交響曲全集

  15. ニューヨーク発 〓 テノールのステファン・グールドが健康上の理由で引退を表明

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。