新型コロナ禍で実質的な活動停止を余儀なくされているシンガポール交響楽団(Singapore Symphony Orchestra)がインターネットで支援を訴えている。
オーケストラによると、新型コロナ禍で3月以降の公演がキャンセルされ、6月に予定されていたシンガポール国際ピアノ・フェスティバル(Singapore International Piano Festival)も中止に追い込まれた。収益、寄付、スポンサーシップの損失の合計は150万シンガポールドル(約1億1500万円)に上るという。
シンガポール響は1979年の創設。2020年7月から首席指揮者にオーストリアの指揮者ハンス・グラーフ(Hans Graf)が就任することが決まっており、新体制になる。指揮者陣は、先代の首席指揮者ラン・シュイ(Lan Shui)を桂冠指揮者、首席客演指揮者にアンドルー・リットン(Andrew Litton)という布陣。
写真:Singapore Symphony Orchestra
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