ワーグナーの作品の上演を行っているドイツ・バイロイト音楽祭が総監督を務めるカタリーナ・ワーグナー(Katharina Wagner)の長期療養を発表した。病名、期間については公表されていない。
カタリーナは現在、41歳。戦後の音楽祭を引っ張ってきたヴォルフガング・ワーグナーの2人目の妻の娘で、作曲家リヒャルト・ワーグナーのひ孫に当たる。
2008年から異母姉妹であるエヴァ・ワーグナー=パスキエ(Eva Wagner-Pasquier)と一緒に音楽祭の運営を引き継いだが、2015年からは単独で音楽祭の総監督を務めている。任期は今年に入って2025年まで延長されている。
音楽祭は今年、新演出による《ニーベルングの指環》の上演が始まる予定だったが、新しい新型コロナウイルスの感染拡大を受けて音楽祭自体が中止された。総監督の業務は当面、営業部門を率いていたハインツ・ディーター・センスが引き継ぐという。
写真:Bayreuther Festspiele / imago / Peter Kolb
バイロイト発 〓 バイロイト音楽祭が総監督カタリーナ・ワグナーの長期療養を発表
2020/04/28
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