デュッセルドルフ発 〓 シューマンの旧居を博物館に

2018/09/27
【最終更新日】2021/12/21

デュッセルドルフ市は作曲家ロベルト・シューマンの旧居を博物館にすることを決めた。経費は320万ユーロ(約4億2500万円)。シューマンの旧居は、ビルカー通り(Bilker Str)にある3階建てのアパートメントの3階。シューマンは1850年年9月、デュッセルドルフの音楽監督になるためドレスデンから転居してきて、1852年9月1日からこの部屋に住んだ。

シューマンは1854年2月に河に飛び込んで自殺を企て、3月5日にボン近郊のエンデニヒにある病院に入院したが、それまでこの部屋に住んでいた。シューマンはそのまま退院することなく、1856年7月29日に46歳で亡くなった。

この部屋でシューマンは、チェロ協奏曲、交響曲第3番《Rhine》、ヴァイオリンソナタ第1番、ピアノ三重奏曲第3番などの作品を書いている。1853年9月30日、作曲家のブラームスがヴァイオリニストのヨーゼフ・ヨアヒムの紹介状を持ってこの部屋を訪れている。

写真:RPonline / Andreas Bretz


関連記事

  1. トロント発 〓 トロント交響楽団の音楽監督にグスターボ・ヒメノ

  2. ケルン発 〓 フランソワ=グザヴィエ・ロトがケルン市の音楽総監督を退任、任期1年残して

  3. ウィーン発 〓 楽友協会がウィーン・フィルのコンサート・スケジュールを発表

  4. ケベック発 〓 空席だったケベック響の音楽監督にクレメンス・シュルト

  5. テルアビブ発 〓 イスラエル・フィルの弦楽セクションが若返り

  6. 香港発 〓 香港フィルの音楽監督にペルトコスキ、ズヴェーデンの後任

  7. フランクフルト発 〓 市立歌劇場が2024/2025シーズンの公演ラインナップを発、新制作が11も

  8. ブリュッセル発 〓 NHK交響楽団のヨーロッパ・ツアーが終了

  9. 東京発 〓 第33回「高松宮殿下記念世界文化賞」、音楽部門はピアノのクリスチャン・ツィメルマン

  10. ロンドン発 〓 英国のロイヤル・オペラが2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  11. ウィーン発 〓 ティーレマン、2024年からスカラ座の《ニーベルングの指環》を指揮

  12. トゥールーズ発 〓 キャピトル劇場が新シーズン、2025/2026シーズンの公演ラインナップを発表

  13. デトロイト発 〓 演出家のユヴァル・シャロンがミシガン・オペラ・シアターの芸術監督に

  14. マドリッド発 〓 ドミンゴがSNSで新型コロナウイルス感染を明らかに

  15. ミュンヘン発 〓 バイエルン放送響が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。