北京発 〓 フィラデルフィア管が中国国際音楽コンクールのレジデント・オーケストラに

2019/12/13

米国のフィラデルフィア管弦楽団(Philadelphia Orchestra)が中国国際音楽コンクール(China International Music Competition)のレジデント・オーケストラを務めることになった。コンクールは今年2019年、北京にある中国音楽学院が中心となって創設したもの。毎年5月の開催で、参加者が招待者のみと変則的なスタイル。ピアノ部門とヴァイオリン部門が交互に行われる。第1回はピアノ部門が行われ、第1位をカナダのトニー・ユン(Tony Yun)が獲得している。

フィラデルフィア管とコンクールの契約は2020年から5年間。既に今年のコンクールの本選で、音楽監督のヤニック・ネゼ=セガンと本選の伴奏を務めていた。コンクール以外にマスタークラスなどへの協力も行っていくという。オーケストラと中国との関係は古く、国交正常化前の1973年に米国のオーケストラとして初めて中国ツアーを行った歴史を持つ。今年の5月には国交正常化40周年を記念して中国ツアーも行っている。

写真:Philadelphia Orchestra / Chris Lee

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