オーストラリア国立の歌劇団「オペラ・オーストラリア」が来年2020年の冬、新しいワーグナー《ニーベルングの指環》を製作することを明らかにした。ブリスベンでお披露目する計画。ブリスベンはオーストラリア第三の都市だが、全4部作が一括上演されるのは初めてという。公演は11月10日から12月5日に行われる。
演奏はフィリップ・オーギャンが指揮するクイーンズランド交響楽団。ヴォータンにヴィタリー・コワリョフ、ブリュンヒルデにアリソン・オークス、ジークフリートにシュテファン・ヴィンケといった歌手が出演する。
演出を手掛けるのは1963年、中国・長沙生まれの陳士争(Chen ShiZheng)。現在はニューヨークを拠点に活躍している演出家で、刘烨(リウ・イエ)、メリル・ストリープが出演した2007年公開の映画「アフター・ザ・レイン=原題Dark Matter」で映画監督としてデビュー。オーストラリアでは2015年、シドニー港ハンダ・オペラの《トゥーランドット》の演出を手掛けている。
写真:China Daily
ブリスベン発 〓 「オペラ・オーストラリア」が新しい“リング”チクルス
2019/08/23
【最終更新日】2019/10/17
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