ベルリン発 〓 コーミッシェ・オーパーが2019/2020シーズンの公演ラインナップを発表

2019/04/12
【最終更新日】2021/09/30

ベルリンのコーミッシェ・オーパー(Komische Oper Berlin)が2019/2020シーズンの公演ラインナップを発表した。新制作は以下の4作品。それに加えて、3月にはチェコ出身の作曲家ヤロミール・ヴァインベルゲル(Jaromír Weinberger)に焦点を当てたフェスティバルを開催して2作品を上演する。

ヴァインベルゲルは1898年、プラハの生まれ。プラハ音楽院でカレル・ホフマイステルに師事した後、20歳の時ドイツのライプツィヒ音楽院に留学してマックス・レーガーの元で作曲を学んだが、ナチスの台頭で1939年に米国に亡命。1948年に市民権を取得したが、脳腫瘍に倒れ、1967年にフロリダ州で自殺している。

ヘンツェ《バッカスの巫女》
演出:バリー・コスキー
指揮:ウラディーミル・ユロフスキ

ヴェルディ《椿姫》
演出:ニコラ・ラーブ
指揮:アイナルス・ルビキス / ジョーダン・デ・ソウザ

ヘンデル《イェフタ》
演出:リチャード・ジョーンズ
指揮:クリスティアン・カーニン

ストラヴィンスキー《放蕩者のなりゆき》
演出:キリル・セレブレンニコフ
指揮:ジョーダン・デ・ソウザ

ヴァインベルゲル《春の嵐》
演出:バリー・コスキー
指揮:ジョーダン・デ・ソウザ

ヴァインベルゲル《バグパイプ吹きシュヴァンダ》
演出:アンドレアス・ホモキ
指揮:アイナルス・ルビキス


写真:Komische Oper Berlin


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ロンドン発 〓 名門「デッカ」がクラウス・マケラと契約、指揮者との契約は約40年ぶり

  2. ミュンヘン発 〓 サイモン・ラトル率いるバイエルン放送響が11月に日本ツアー

  3. 訃報 〓 リブシェ・ドマニーンスカ(96)チェコのソプラノ歌手

  4. ウィーン発 〓 ウィーン・フィル、6月はネルソンスとどっぷり、ヨーロッパ・ツアー、サマー・ナイト・コンサートも

  5. アムステルダム発 〓 ロレンツォ・ヴィオッティがオランダ国立オペラ、オランダ・フィルの首席指揮者を退任

  6. ロンドン発 〓 英国の音楽雑誌「BBCミュージック・マガジン」が年次賞を発表

  7. ヨービル発 〓 ボーンマス交響楽団が新たな拠点をゲット

  8. ワシントン発 〓 ワシントン・ナショナル・オペラの音楽監督にロバート・スパーノ

  9. ワシントン発 〓 トランプ大統領自らが「ケネディー・センター」の理事長に就任、リベラル派を一掃

  10. ベルリン発 〓 休養していたバレンボイム、ベルリン州立歌劇場の「平和のためのコンサート」で復帰。ウクライナへの連帯を共有

  11. ペーザロ発 〓 ロッシーニ・オペラ・フェスティバルがチケット発売延期

  12. パリ発 〓 米国のソプラノ歌手リセッテ・オロペサにフランス政府の「芸術文化勲章シュヴァリエ」

  13. デトロイト発 〓 演出家のユヴァル・シャロンがミシガン・オペラ・シアターの芸術監督に

  14. ハンブルク発 〓 州立歌劇場の次期芸術監督に演出家のトビアス・クラッツァー

  15. ベルリン発 〓 州立歌劇場が5月1日までの公演をキャンセル、音楽祭「フェストターゲ」も中止

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。