フィンランドの指揮者クラウス・マケラ(Klaus Mäkelä)が任期を1年残し、2025/2026シーズンでノルウェーのオスロ・フィルハーモニー管弦楽団(Oslo-filharmonien)の首席指揮者を退任することになった。マケラは2020/2021シーズンからその任にあり、最後のシーズンには、2026年1月にハンブルク、ウィーン、パリ、エッセンを回るツアーを行うという。
マケラはフィンランド・ヘルシンキ生まれの29歳。2027/2028シーズンからはシカゴ交響楽団の第11代音楽監督、オランダ・アムステルダムのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の第8代首席指揮者を務めることが決まっており、現在はオスロ・フィルとの活動と並行して、2027年で退任するパリ管弦楽団の音楽監督(2022ー)を務めている。
オスロ・フィルとは、レコード・デビューとなったシベリウスの交響曲全集を皮切りに、ジャニーヌ・ ヤンセンをソリストに迎えたプロコフィエフとシベリウスのヴァイオリン協奏曲、ショスタコーヴィチの交響曲などの録音をデッカ・レーベルからリリース。ヨーロッパとアジアのツアーに加え、ザルツブルクやルツェルン、BBCプロムスといった国際的な音楽祭に客演してきた。
写真:Oslo-filharmonien
オスロ発 〓 クラウス・マケラが任期1年残してオスロ・フィルの首席指揮者を退任
2025/08/29
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