ウィーン発 〓 今年の「オーパンバル」はド・ビリーが指揮、サエンス、ガランチャ、ベチャワが出演

2024/01/23

ウィーン国立歌劇場(Wiener Staatsoper)が2024年の第66回「オーパンバル=Opernball」を2月8日に行うと発表した。2024年の指揮はベルトラン・ド・ビリーで、歌手はソプラノのセレーナ・サエンス、メゾ・ソプラノのエリーナ・ガランチャ、テノールのピョートル・ベチャワが起用される。

国立歌劇場主催の「オーパンバル」は、2月の「灰の水曜日」の前の木曜日に行っている恒例行事。創設はオーストリア=ハンガリー帝国時代の1877年と古く、ヨーロッパで最も格式高いダンス・パーティの一つ。

新型コロナの世界的流行を受けて2021年、2022年と2年連続で中止されたが、2023年に復活。毎年、海外からのゲストを含めて5,000人を超える人たちが参加、全世界に中継される放送を約250万人が観ているとされる。

プログラムはオッフェンバック《ホフマン物語》の“舟歌”、チャイコフスキー《エフゲニー・オネーギン》のポロネーズ、ビゼー《カルメン》とヴェルディ《ドン・カルロ》のアリア、ララの《グラナダ》など。

写真:Wiener Staatsoper / Michael Pöhn


  もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ベルリン発 〓 ウクライナのオデッサ・フィルがベルリン音楽祭に出演

  2. バレンシア発 〓 ソフィア王妃芸術宮殿の次期音楽監督にジェームズ・ガフィガン

  3. ライプツィヒ発 〓 ゲヴァントハウス管が夏の音楽祭

  4. ローマ発 〓 カウフマンが初のカラフ役、パッパーノと《トゥーランドット》全曲録音へ

  5. マドリッド発 〓 ドミンゴがSNSで新型コロナウイルス感染を明らかに

  6. ウィーン発 〓 国立歌劇場が2月第3週のストリーミング配信のラインナップを発表、新制作の《カルメン》も

  7. ミュンヘン発 〓 イヴァン・レプシッチがミュンヘン放送管との契約を延長

  8. ヴィリニュス発 〓 リトアニア国立オペラ・バレエ閉鎖へ、総監督の新型コロナ感染で

  9. ウィーン発 〓 来年の「ニューイヤー・コンサート」、無観客も検討

  10. トロント発 〓 トランペットのコレッティが「カナディアン・ブラス」を退団

  11. ペーザロ発 〓 ロッシーニ・オペラ・フェスティバルは開催

  12. プラハ発 〓 チェコの国民劇場が新制作の《ドン・ジョヴァンニ》をライブ・ストリーミング

  13. ロンドン発 〓 エンシェント室内管の音楽監督にローレンス・カミングス

  14. マインツ発 〓 州立劇場の次期首席指揮者・音楽総監督にガブリエル・ヴェンザーゴ

  15. コブレンツ発 〓 指揮者ギャリー・ウォーカーが今シーズン限りでライン州立フィルハーモニー管の首席指揮者を退任

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。