米国の指揮者ロデリック・コックス(Roderick Cox)がフランスのモンペリエ=オクシタニー国立管弦楽団(Opéra Orchestre national Montpellier Occitanie)の次期音楽監督に就任することになった。8年在任し、2023/2024シーズンで退任したミハエル・シェーンヴァントの後任。
コックスはジョージア州メーコン生まれの36歳。コロンバス州立大学のシュウォブ音楽院で学んだ後、2011年にノースウェスタン大学でヴィクトル・ヤンポルスキーとマロリー・トンプソンに師事した。2013年から2014年にかけては、コロラド州アスペンのアメリカン・アカデミー・オブ・コンダクティングでロバート・スパーノに師事した。
その後、アラバマ交響楽団のアシスタント指揮者、ユース・オーケストラの音楽監督兼首席指揮者を務めた後、ミネソタ管弦楽団のアシスタント指揮者に就任。2018年の「ゲオルグ・ショルティ指揮者アワード」を受賞してベルリンに拠点を移した。
2019年に「ロデリック・コックス・ミュージック・イニシアティブ=RCMI」を立ち上げ、歴史的に疎外されたコミュニティ出身の若い音楽家に奨学金を提供し、楽器や音楽レッスン、サマーキャンプの費用を負担しており、「Conducting Life」というドキュメンタリー映画になっている。
写真:Antoine Saito
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モンペリエ発 〓 モンペリエ=オクシタニー国立管の音楽監督にロデリック・コックス
2024/04/25
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