ロンドン発 〓 ロイヤル・オペラの首席客演指揮者にスペランツァ・スカップッチ

2023/06/05

英国のロイヤル・オペラ・ハウス(Royal Opera House)がイタリアの指揮者スペランツァ・スカップッチ(Speranza Scappucci)を首席客演指揮者に迎えると発表した。任期はヤクブ・フルシャがアントニオ・パッパーノの後を受けて音楽監督に就任する2025/2026シーズンから。

スカップッチはローマ生まれの50歳。ジュリアード音楽院とローマのサンタ・チェチーリア音楽院を卒業後、リッカルド・ムーティのアシスタントを経て国際的な活動を展開。2017/2018シーズンから2021/2022シーズンまでベルギー・リエージュのワロン王立オペラの音楽監督を務めた。

また、2022年1月には、代役ながらミラノ・スカラ座でベッリーニ《カプレーティとモンテッキ》を指揮、女性として初めてスカラ座の新制作を指揮している。ただ、ロイヤル・オペラ・ハウスでは昨年7月にコンサート形式の《アッティラ》を指揮しただけ、大抜擢でもある。

写真:Tous droits réservés


関連記事

  1. ルツェルン発 〓 イタリアから戻ったオーケストラがオペラから降板、新型コロナウイルスの感染拡大で

  2. パレルモ発 〓 マッシモ劇場が新制作の《エルナーニ》をライブ・ストリーミング

  3. シュヴェリーン発 〓 メクレンブルク州立劇場、コーミッシェ・オーパーもシーズン終了

  4. 訃報 〓 ミシェル・ルグラン(86)フランスの作曲家

  5. パリ発 〓 「ロン=ティボー国際コンクール」ヴァイオリン部門でウクライナのボーダン・ルッツが優勝、日本の竹内鴻史郎が3位に

  6. ハンブルク発 〓 ハンブルク・バレエ団がマカオ公演をキャンセル

  7. トロント発 〓 カナディアン・オペラ・カンパニーが2020/2021シーズンをキャンセル

  8. マグデブルク発 〓 市立劇場の音楽総監督にデンマークの若手クリスチャン・オーランド

  9. ベルリン発 〓 ピアノのラルス・フォークトがインタビューでがん闘病語る

  10. ウィーン発 〓 国立歌劇場のストリーミング配信が新しいラインナップ

  11. ウィーン発 〓 アンナ・ネトレプコが米国に復帰、パームビーチ・オペラに出演

  12. ロンドン発 〓 英国はイングランドでロックダウン、劇場も閉鎖

  13. ウィーン発 〓 国立歌劇場の舞踏会「オーパンバル」、3年ぶりに開催へ

  14. ヘルシンボリ発 〓 ヘルシンボリ響の首席指揮者にマキシム・パスカル

  15. カラカス発 〓 音楽教育プログラム「エル・システマ」の創立50周年を記念、ドゥダメル率いるしてシモン・ボリバル響がヨーロッパ・ツアー

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。