バリトン歌手のハンス=ヨアヒム・ケテルセン(Hans-Joachim Ketelsen)がドレスデンのザクセン州立オペラ(Sächsische Staatsoper Dresden)の名誉会員に迎えられた。ケテルセンは3日に上演された《ラ・ボエーム》にブノワ役で出演、公演終了後に任命証が授与された。
ケテルセンは1945年、旧東ドイツ・アルテンブルク生まれの77歳。ドレスデン国立歌劇場時代の1982年から2010年までザクセン州立オペラに在籍、1985年に早くも「宮廷歌手」の称号が贈られている。また、ウィーン国立歌劇場やニューヨークのメトロポリタン歌劇場、バイロイト音楽祭などに定期的に客演してきた。
名誉会員は1867年にヨーゼフ・ティカシェクが初めて選ばれ、その後、テオ・アダム、フリッツ・ブッシュ、エレオノーレ・エルスターマン、クリステル・ゴルツ、ハンス=ディーター・フルーガー、ユッタ・ツォフらに贈られている。
写真:Sächsische Staatsoper Dresden
ドレスデン発 〓 バリトン歌手のハンス=ヨアヒム・ケテルセンがザクセン州立オペラの名誉会員に
2023/02/03
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