エルサレム発 〓 ジュリアン・ラクリンがエルサレム響の次期首席指揮者に

2023/01/26

イスラエルのエルサレム交響楽団(Jerusalem Symphony Orchestra)が次期首席指揮者にウィーンを拠点に活動するヴァイオリニストで指揮者のジュリアン・ラクリン(Julian Rachlin)を迎えると発表した。2019/2020シーズンからその任にあるスティーブン・スローンの後任で、任期はこの10月から3年間。

ラクリンは1974年、リトアニアの首都ヴィリニュス生まれの47歳。ヴァイオリニストとして国際的な活躍を続けながら、指揮者としての活動にも本格的に取り組み、現在は英国のロイヤル・ノーザン・シンフォニア、フィンランドのトゥルク・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を務めている。

また、2021年からオーストリア・アイゼンシュタットの「秋の金音楽祭」の芸術監督を務め、2023/2024シーズンからはノルウェーのクリスチャンサン交響楽団の首席指揮者に就任することが決まっている。

写真:Opéra Nice Côte d’Azur


関連記事

  1. ミュンヘン発 〓 クリスティアン・ティーレマンがバイエルン放送交響楽団にデビュー

  2. ヘルシンキ発 〓 シベリウス・コンクールがロシア人二人の参加を取消

  3. チューリッヒ発 〓 チューリッヒ歌劇場の古楽オーケストラ「シンティラ管」の芸術監督にリッカルド・ミナーシ

  4. ワルシャワ発 〓 第18回ショパン国際ピアノ・コンクールの予備予選終了、日本からは14人が本大会へ

  5. リヴィウ発 〓 指揮者オクサーナ・リーニフが結婚

  6. ベルリン発 〓 ヴァイオリンのヒラリー・ハーンがベルリン・フィルの米国ツアーから降板

  7. ハーグ発 〓 レジデンティ管が次期首席指揮者に準・メルクル

  8. パレルモ発 〓 マッシモ劇場が2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表

  9. モントリオール発 〓 テノールのベン・ヘップナーがラジオのパーソナリティーからの“卒業”を表明、メディア・プレゼンターに転身

  10. フィレンツェ発 〓 ジェームズ・レヴァインの現場復帰がお預けに

  11. 訃報 〓 ルーゼン・グネス(80)トルコ出身のヴィオラ奏者

  12. ベルリン発 〓 「オパー・マガジン」が新しいオペラの年間賞を創設

  13. インスブルック発 〓 古楽音楽祭が新体制、音楽監督にオッタヴィオ・ダントーネ、アカデミア・ビザンチナがレジデンス・オーケストラに

  14. ライプツィヒ発 〓 18代目の「トーマスカントル」にアンドレアス・ライズが就任

  15. ナポリ発 〓 サン・カルロ劇場が新シーズン、2025/2026シーズンの公演ラインナップを発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。