バーデン=バーデン音楽祭 〓 バーデン=バーデン音楽祭が2023年の公演ラインナップを発表。25周年迎えてカウフマンで開幕、フローレスで閉幕

2022/10/24
【最終更新日】2022/11/24

ドイツのバーデン=バーデン音楽祭(Festspiele Baden-Baden)が2023年の公演ラインナップを発表した。音楽祭は2023年で設立25周年。シーズンは1月8日、ヨナス・カウフマンとリュドヴィク・テジエのデュオによるオペラ・ガラ・コンサートで幕を開け、大晦日のファン・ディエゴ・フローレスが出演するジルベスター・コンサートで幕を閉じる。

かつて夏の音楽祭として知られた音楽祭はいまや年間を通じて興行を行っており、2023年をみれば、2月の若い世代のための音楽祭、4月の復活祭音楽祭、5月末の聖霊降臨祭音楽祭、7月の夏の音楽祭、9月のジョン・ノイマイヤーの世界というバレエ祭、11月の秋の音楽祭、12月の冬の音楽祭が行われる。

中でも、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団がレジデンツ・オーケストラを務め、オペラ上演に取り組む復活祭音楽祭が注目を集めている。2023年は4月1日から10日という日程で、2023年はリヒャルト・シュトラウス《影のない女》を上演する。

公演の指揮はキリル・ペトレンコで、演出はリディア・スタイアーが手掛ける。出演はイレーネ・テオリン、ヴォルフガング・コッホ、エルザ・ファン・デン・ヘーヴァー、ミヒャエラ・シュースター、クレイ・ヒリーらが出演する。

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は、ペトレンコ指揮でソプラノのディアナ・ダムラウによるオール・シュトラウス・プログラムに登場する他、エマニュエル・アイムの指揮によるヘンデル《時と悟りの勝利》が演奏会形式で上演される。出演はエルザ・ブノワ、フランコ・ファジョーリ、イエスティン・デイヴィス他。

写真:Festspielhaus Baden-Baden


  もっと詳しく ▷

  音楽祭プロフィールはこちら ▷

  音楽祭から生まれた銘盤 ▷


関連記事

  1. グラフェネック発 〓 メータの代役に立ったバレンボイムもキャンセル

  2. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルの2020/2021シーズンが開幕

  3. ザルツブルク発 〓 復活祭音楽祭が早くも2022年のプログラムを発表、オペラは《ローエングリン》

  4. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルの新しいクラリネット奏者はともにスロベニア出身で同門という二人

  5. エディンバラ発 〓 国際フェスティバルが2021年の公演ラインナップを発表

  6. 松本発 〓 セイジ・オザワ松本フェスティバルが2024年夏の概要を発表

  7. ザルツブルク発 〓 復活祭音楽祭の開催を断念、新型コロナウイルスの感染拡大で

  8. ライプツィヒ発 〓 アンドリス・ネルソンスが音楽監督を務めるゲヴァントハウス管との契約延長

  9. ベルリン発 〓 復帰したブロムシュテットがベルリン・フィルの指揮台に。コンサートはストリーミング配信へ

  10. ベルリン発 〓 ヴァイオリンのヒラリー・ハーンがベルリン・フィルの米国ツアーから降板

  11. ベルリン発 〓 ベルリン・シュターツカペレが創立450年

  12. 訃報 〓 ルドルフ・ヴァインスハイマー(91)ドイツのチェロ奏者、「ベルリン・フィル12人のチェリストたち」の創設者

  13. ベルリン発 〓 ティーレマンがベルリン州立オペラの音楽総監督に、バレンボイムの後任

  14. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立バレエ団が空席の監督にローラン・イレール

  15. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルが空席の首席ホルン奏者に中国の24歳、ユン・ゼンを採用

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。