22日からオランダのユトレヒトで行われていた第12回「フランツ・リスト国際ピアノ・コンクール」で29日、日本の黒木雪音(Yukine Kuroki)が優勝した。第2位は中国系米国人のデレク・ワン(Dereki Wang)、韓国のヨンミン・パク(YeonMin Park)が3位に入賞した。
コンクールはフランツ・リストの没後100年を記念して、オランダのユトレヒトで創設された。3年に1回の開催で、2000年が開催年だったが、新型コロナの世界的流行を受けて延期されていた。日本人は1996年に奈良田朋子が3位に入賞。1999に岡田将が、2011年に後藤正孝が優勝している。
第12回の審査員はスザナ・バータル、フレデリック・チュウ、ニーノ・グヴェタッゼ、マイケル・レヴィン、ムーザ・ルバッキーテ、ウィビ・スルヤディ、マリアンジェラ・ヴァカテッロ。本選はクリスティアン・ライフ指揮のオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団との共演で、3人がシューベルトの《さすらい人幻想曲》を弾いた。
黒木は1998年、千葉市生まれの24歳。3歳からピアノを始め、2022年の第12回「ダブリン国際ピアノ・コンクール」で第1位を獲得し、7歳で東京フィルハーモニー交響楽団と共演している。その後、昭和音楽大学器楽学科ピアノ演奏家コースを卒業、昨年から母校の大学院に在学中。
写真:International Franz List Piano Competition
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ユトレヒト発 〓 第12回「フランツ・リスト国際ピアノ・コンクール」で日本の黒木雪音が優勝
2022/09/30
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