セヴァストポリ発 〓 ロシア文化省が建設中のセヴァストポリ国立オペラ・バレエ劇場の芸術監督にイルダール・アブドラザコフ

2024/12/14

ロシア文化省が現在建設中のセヴァストポリ国立オペラ・バレエ劇場の芸術監督にロシアのバス歌手イルダール・アブドラザコフ(Ildar Abdrazakov)を迎えると発表した。

アブドラザコフはウクライナへの武力侵攻を進めるプーチン大統領の支持、多くの欧米の歌劇場が出演を見合わせてきた。セヴァストポリはクリミア半島南西部、黒海に面したウクライナの港湾都市。2014年2月の武力占領後、ロシアによる実効支配が続いている。

アブドラザコフはかつてのバシキール自治ソビエト社会主義共和国(現在のバシコルトスタン共和国)の首都ウファ生まれの48歳。父親が演出家、母親が画家という家庭に育った。

ウファ国立芸術院を卒業してバシキール国立オペラ・バレエ劇場のメンバーに。1990年代後半には、「グリンカ国際声楽コンクール」、リムスキー=コルサコフ国際コンクール」、「エレーナ・オブラスツォワ国際コンクール」などで相次いで優勝した。

その後、1998年にモーツァルト《フィガロの結婚》のタイトルロールを歌ってサンクト・ペテルブルクのマリインスキー劇場にデビュー。2000年にパルマで行われた「マリア・カラス国際テレビジョン・コンクール」で優勝した。

それをきっかけに国際的な活動をスタートさせ、2001年にはロッシーニ《モイーズとファラオン》に主演して、ミラノ・スカラ座にもデビューし、それからは著名な歌劇場から引っ張りだこの活躍を続けている。

写真:Ildar Abdrazakov


関連記事

  1. トゥールーズ発 〓 キャピトル劇場が新シーズン、2025/2026シーズンの公演ラインナップを発表

  2. シカゴ発 〓 デヴィッド・クーパーがシカゴ交響楽団の首席ホルンに

  3. ロンドン発 〓 フレミングが英国でもミュージカル・デビュー

  4. ロンドン発 〓 英国はイングランドでロックダウン、劇場も閉鎖

  5. ウィーン発 〓 今年の「オーパンバル」はド・ビリーが指揮、サエンス、ガランチャ、ベチャワが出演

  6. ロンドン発 〓 置き忘れたヴァイオリン、スティーブン・モリスに戻る

  7. ウィーン発 〓 国立歌劇場が2022年の「オーパンバル」開催を憂慮、新型コロナウイルスの感染再拡大受けて

  8. ケルン発 〓 ケルン市立歌劇場が新シーズン、2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  9. ライプツィヒ発 〓 チェロの鈴木秀美が「ヨハン・セバスティアン・バッハ国際コンクール」のチェロ/バロック・チェロ部門の審査委員長に

  10. ボルチモア発 〓 ボルチモア響が音楽監督のジョナサン・ヘイワードとの契約を延長

  11. ウィーン発 〓 国立歌劇場のマイヤー総裁が「ドミンゴとの契約を履行」

  12. オーデンセ発 〓 オーデンセ響の首席指揮者にピエール・ブリューズ

  13. ミラノ発 〓 スカラ座のトップ、当初の予定通りこの9月でオルトンビーナに交代

  14. ブリュッセル発 〓 モネ劇場が新制作の《ねじの回転》をストリーミング配信

  15. リガ発 〓 指揮者のカレル・マーク・チチョンがラトビア国籍を取得

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。