グラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団(Orquesta Filarmonica de Gran Canaria)が15日、首席指揮者兼芸術監督を務めるカレル・マーク・チチョン(Karel Mark Chichon)との契約を延長したと発表した。チチョンは2017年からその任にあり、今回の契約更改で2024/2025シーズン終了まで延びる。
また、同時に新シーズン2022/2023シーズンから、レナード・スラトキン(Leonard Slatkin)を首席客演指揮者に招くことも発表された。任期は3年。
グラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団は、スペイン領カナリア諸島の中心都市ラス・パルマスを本拠地とするオーケストラ。カナリア諸島は北アフリカ・モロッコ沖合に広がり、7つの島で構成される。
チチョンはロンドン生まれで、ジブラルタル育ちの51歳。夫人はラトビア出身のメゾ・ソプラノ歌手エリーナ・ガランチャで、昨年1月にはラトビア国籍を取得している。ロンドンの王立音楽院で学んだ後、ウィーン国立音楽・演劇大学でレオポルト・ハーガーに師事した。
これまでにグラーツ交響楽団の首席指揮者(2006-2009)、ラトヴィア国立交響楽団の首席指揮者・芸術監督(2009-2012)。ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者(2011-2017)を歴任している。
写真:Orquesta Filarmonica de Gran Canaria / Gerardo Ojeda
ラス・パルマス発 〓 グラン・カナリア・フィルが首席指揮者のカレル・マーク・チチョンとの契約を延長
2022/06/16
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