ソウル発 〓 オスモ・ヴァンスカがソウル市立響の首席指揮者を退任

2022/06/03

フィンランドの指揮者オスモ・ヴァンスカ(Osmo Vänskä)が今シーズン終了後、ソウル市立交響楽団(Seoul Philharmonic Orchestra)の首席指揮者を退任することになった。本人が月刊誌に明らかにしたもの。首席指揮者就任は2020年で、3年足らずでの退任。

ヴァンスカはフィンランド南部サーミンキ生まれの69歳。ラハティ交響楽団、アイスランド交響楽団、BBCスコティッシュ交響楽団の首席指揮者を歴任。2003年から音楽監督を務めてきた米国のミネソタ管弦楽団を2021/2022シーズンで退任する。

ソウル市立交響楽団は1948年の設立で、韓国最古のオーケストラ。首席指揮者は2005年からその任にあったチョン・ミョンフンが2015年に退任した後はヴァンスカが引き継ぐまで空席が続いていた。

写真:The Minnesota Orchestra


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