訃報 〓 マルチェッラ・レアーレ, 米国のソプラノ歌手

2021/01/24

米国のソプラノ歌手マルチェッラ・レアーレ(Marcella Reale)が新型コロナウイルスに感染し、17日に亡くなった。84歳だった。世界各地の著名な歌劇場で活躍、オペラの黄金期に欧米だけでなく、南米、オーストラリアでも歌った。1994年から2017年に米国に戻るまで日本に定住し、新国立劇場のコーディネーターを務めるかたわら、さまざまな音楽大学で指導に当たった。

ニューヨークのブルックリン生まれ。両親はイタリア人で、フルブライト奨学金でミュンヘン音楽大学でアルマンド・トカティアン、ロッテ・レーマンに師事した。1957年にハイデルベルク州立劇場でオペラ界にデビュー。1961年にトリエステのヴェルディ劇場にデビューしてから国際的な活躍を始めた。

1970年に「黄金のプッチーニ賞」を米国人として初めて受賞するなど、プッチーニやヴェリズモ・オペラを得意とし、中でも蝶々夫人とトスカは300回以上歌っている。長いキャリアの中で、マリオ・デル・モナコ、フランコ・コレッリ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス、ティト・ゴッビ、アルフレド・クラウス、ジョン・ビッカースらと共演。1991年には「マリオ・デル・モナコ賞」を受賞している。

写真:Seattle Opera





関連記事

  1. 東京発 〓 2020年度の分配額が過去最高の1206億円、日本音楽著作権協会

  2. モンテカルロ発 〓 チェチーリア・バルトリがモンテカルロ歌劇場の監督に

  3. パリ発 〓 ヨナス・カウフマンとリュドヴィク・テジエの二人が芸術存続のための政府の行動求める署名運動をスタート

  4. ニューヨーク発 〓 ニューヨーク・フィルの活動再開は2021年1月

  5. ウィーン発 〓 国立歌劇場が新制作の《パルジファル》を18日にストリーミング

  6. チューリッヒ発 〓 トーンハレが9月にリニューアル・オープン

  7. トリノ発 〓 RAI国立交響楽団の首席客演指揮者にロバート・トレヴィーノ

  8. パリ発 〓 フランスの劇場は4月の公演をキャンセル、文化大臣も新型コロナウイルスに感染

  9. ロサンゼルス発 〓 2021年の「ゴールデングローブ賞」のノミネート作出揃う

  10. ブエノスアイレス発 〓 南米も公演キャンセル広がる、新型コロナウイルスの感染拡大で

  11. シドニー発 〓 オペラハウスが5日に《メリー・ウィドウ》で再開場

  12. ライプツィヒ発 〓 ゲヴァントハウス管が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表、目玉は「マーラー・フェス」

  13. 東京発 〓 細川俊夫の《オーケストラのための『渦』》が第68回「尾高賞」に

  14. ベルリン発 〓 ロビン・ティチアーティがベルリン・ドイツ響との契約を延長

  15. ウィーン発 〓 国立歌劇場、2月第1週のストリーミング配信のラインナップを発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。