クラスノヤルスク発 〓 第2回「ヴィクトル・トレチャコフ国際ヴァイオリン・コンクール」でスペインのマリア・ドゥエナスが優勝、河井勇人、清水公望が入賞

2021/10/04

ロシア・クラスノヤルスクで行われていた第2回「ヴィクトル・トレチャコフ国際ヴァイオリン・コンクール」で10月1日、スペインの18歳、マリア・ドゥエナス(María Dueñas)がグランプリを獲得した。ドゥエナスは5月の「メニューイン国際ヴァイオリン・コンクール」に続いての優勝

また、第1位は日本の河井勇人(18)、第2位は米国のケネス・ナイトウ(21)、ウクライナのヤコフ・パブレンコ(17)、第3位にピョートル・フェドートフ(24)、第4位に日本の清水公望(30)が入賞した。

コンクールは16歳から30歳が対象で、トレチャコフの故郷クラスノヤルスクで2018年に創設され、3年に一度の開催。トレチャコフ自身が審査委員長を務め、マキシム・ベンゲロフ、クリスチャン・ヤルヴィ、清水高師、ボリス・クシュニールらが審査委員を務めた。

トレチャコフはモスクワ音楽院で学び、19歳だった1966年の第3回「チャイコフスキー国際コンクール」で第1位を獲得。世界的な活躍を続けるかたわら、母校モスクワ音楽院で後身の指導に当たり、1986年から1994年まで「チャイコフスキー国際コンクール」の審査委員長を務めたロシア音楽界の重鎮。

写真:International Viktor Tretyakov Violin Competition


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ハールレム発 〓 北オランダ管の次期首席指揮者のノルウェーのエイヴィン・グルベルグ=イェンセン

  2. ナッシュヴィル発 〓 レナード・スラトキンがナッシュヴィル交響楽団で二度目の音楽顧問

  3. 訃報 〓 ルーゼン・グネス(80)トルコ出身のヴィオラ奏者

  4. ベルン発 〓 スイスの劇場閉鎖、2月末まで延長の方向

  5. トリノ発 〓 テアトロ・レッジョの大規模改修工事スタート、2022年9月まで閉館

  6. ベルリン発 〓 コーミッシェ・オーパーが2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  7. ニュルンベルク発 〓 ニュルンベルク響の次期首席指揮者にジョナサン・ダーリントン

  8. シュトゥットガルト発 〓 南西ドイツ放送響、フランソワ=グザヴィエ・ロトを首席指揮者に

  9. ブリュッセル発 〓 モネ劇場が新制作の“リング・チクルス”を締め括るワーグナー《神々の黄昏》をストリーミング配信

  10. ニューヨーク発 〓 マリア・カラスの生涯を描いた伝記映画「マリア」が完成

  11. ポズナン発 〓 ポズナン・フィルハーモニー管弦楽団の次期音楽監督にウカシュ・ボロヴィチ

  12. マドリッド発 〓 テアトロ・レアルが音楽監督のアイヴァー・ボルトンとの契約を延長

  13. ハンブルク発 〓 シルヴァン・カンブルランが首席指揮者を務めるハンブルク響との契約を延長

  14. ウィーン発 〓 ウィーン国立歌劇場が4月後半のストリーミング配信のラインナップを発表

  15. ミラノ発 〓 スカラ座も閉鎖、新型コロナウイルスの感染拡大で

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。