ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(Metropolitan Opera)が8月24日、難航していたオーケストラとの間の新しい労働協定の締結について合意に達したと発表した。条件など内容は明らかにされていないが、9月27日の新シーズンの開幕に向けて大きく前進した。
また、開幕に先立ち、合意を記念する公演が行われることも発表された。公演は9月4日と5日にリンカーン・センター内のダムロッシュ・パークで行われ、音楽監督のヤニック・ネゼ=セガンの指揮でマーラーの交響曲第2番《復活》を演奏する。
どちらのコンサートも無料公開で、ダムロッシュ・パークに約2,500席が設けられる。出演はソプラノのファン・イン、メゾ・ソプラノのデニス・グレイブス。
オーケストラとはまた、カーネギー・ホールのワイル・リサイタル・ホールで室内アンサンブルによる新しいシリーズを起ち上げることでも合意したと発表されている。10月から2022年6月までの間に6回のコンサートが行われるという。
新シーズンの開幕公演はテレンス・ブランチャードの新作オペラ《骨の中に閉じ込められた燃える火》を上演する。エンジェル・ブルー、ラトニア・ムーア、ウィル・リバーマンが出演。もちろん、指揮はネゼ=セガン。
写真:Metropolitan Opera / Rose Callahan
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ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場がオーケストラとの労働協定で合意、開幕公演までに合意を記念する特別コンサートも
2021/08/25
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