ミンスク発 〓 ベラルーシ国立オペラ管のコンサートマスターたちを反大統領派として解雇

2020/10/30

ルカシェンコ大統領の6選をめぐり、首都ミンスクなど全土でストライキが始まったベラルーシで、国立オペラであるボリショイ劇場管弦楽団のコンサートマスターたちが反大統領という理由で解雇されるという事件が起きた。

解雇されたのは、コンサートマスターのレジーナ・サルキソワ女史、ヴァイオリン奏者のアラ・ジーガン、ヴィオラ奏者のアレクサンドラ・ポテミナの三人。反大統領の運動への支持を表明したのが理由という。

ミンスクでは8月の大統領選挙で、ルカシェンコ大統領が6選を果たしたが、投開票の不正を糾弾する声が広がり、ミンスクでは11週連続で反政権デモが行われ、25日からは全土に広がっている。

ルカシェンコ政権については、米国やEU(欧州連合)、英国、カナダが、選挙の不正や人権侵害などに関与したとして、複数の政権幹部を対象に渡航規制や資産を凍結を行っている。

写真:Belarus Bolshoi Theatre


関連記事

  1. リエージュ発 〓 指揮者のスペランツァ・スカップッチが喉の手術で休養

  2. セビリア発 〓 セビリア王立響の次期首席指揮者にルーカス・マシアス=ナバロ

  3. ブルノ発 〓 ブルノ国民劇場がヤナーチェクのオペラ《運命》をライブ・ストリーミング

  4. リバプール発 〓 ロイヤル・リバプール・フィルが首席指揮者のドミンゴ・インドヤンとの契約を延長

  5. 東京発 〓 日本フィルの次期首席指揮者にシンガポール出身のカーチュン・ウォン

  6. ハノーファー発 〓 アンドルー・マンゼが北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団との契約を更改

  7. ベルリン発 〓 アルテミス弦楽四重奏団の元第1ヴァイオリン、ヴィネタ・サレイカ=フォルクナーがベルリン・フィルへ

  8. ブリュッセル発 〓 オペラ雑誌の年間賞「Oper! Awards2025」発表、授賞式がモネ劇場

  9. パリ発 〓 パリ国立オペラ、ガルニエ宮に大規模な補修工事

  10. ベルリン発 〓 ウィーン・フィルが野外劇場「ヴァルトビューネ」デビュー

  11. ウィーン発 〓 ウィーン国立歌劇場など、オーストリアの劇場閉鎖は3月末までに延長

  12. ナンシー発 〓 ロレーヌ国立オペラが音楽監督のマルタ・ガルドリンスカとの契約を延長

  13. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場が“Nightly Met Opera Streams”の第8週のラインナップを発表

  14. ブレーメン発 〓 ブレーメン市がパーヴォ・ヤルヴィに芸術科学メダル

  15. バイロイト発 〓 バイロイト音楽祭が総監督カタリーナ・ワグナーの長期療養を発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。