ミンスク発 〓 ベラルーシ国立オペラ管のコンサートマスターたちを反大統領派として解雇

2020/10/30

ルカシェンコ大統領の6選をめぐり、首都ミンスクなど全土でストライキが始まったベラルーシで、国立オペラであるボリショイ劇場管弦楽団のコンサートマスターたちが反大統領という理由で解雇されるという事件が起きた。

解雇されたのは、コンサートマスターのレジーナ・サルキソワ女史、ヴァイオリン奏者のアラ・ジーガン、ヴィオラ奏者のアレクサンドラ・ポテミナの三人。反大統領の運動への支持を表明したのが理由という。

ミンスクでは8月の大統領選挙で、ルカシェンコ大統領が6選を果たしたが、投開票の不正を糾弾する声が広がり、ミンスクでは11週連続で反政権デモが行われ、25日からは全土に広がっている。

ルカシェンコ政権については、米国やEU(欧州連合)、英国、カナダが、選挙の不正や人権侵害などに関与したとして、複数の政権幹部を対象に渡航規制や資産を凍結を行っている。

写真:Belarus Bolshoi Theatre


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