オーストリアのアレクサンダー・シャレンベルク(Alexander Schallenberg)首相は11月19日、新型コロナウイルス感染者の急増を受け、22日から完全なロックダウン(都市封鎖)を再び行うと発表した。
発表によれば、ロックダウンは当面10日間の予定で、最大20日間に延長される含みを持ったもの。オーストリアはEUで初めて、今週に入ってワクチン未接種者に対して外出制限措置を導入したが、感染拡大に歯止めが掛かっていない。
期間中、通勤や生活必需品の調達、運動以外の理由での外出は禁止される。レストラン、カフェ、バー、劇場、オペラハウス、スポーツ会場は閉鎖。また、学校は閉鎖しないが、保護者に対し、可能な限り子どもを自宅待機させるよう求めている。
また、同時に全国民に対して、来年2月1日からはワクチン接種を義務付けるとした。ヨーロッパで、ワクチン接種を義務付けているのはいまのところバチカン市国のみ。それらを含め、ヨーロッパでここ数週間に導入された制限の中でも最も厳しい措置となる。
写真:Bundeskanzleramt Österreich / Florian Schrötter
ウィーン発 〓 オーストリアが22日から再び完全なロックダウン、劇場は閉鎖
2021/11/20
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