オランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(Royal Concertgebouw Orchestra)のコンサートマスター、リヴィウ・プルナル(Liviu Prunaru)が今シーズン限りで退団することになった。コンサートマスター就任は2006年。後任選びはこれからで、当面はブルガリア出身で共同コンサートマスターのヴェスコ・エシュケナージがオーケストラをリードするという。
プルナルは1969年、ルーマニア・クラヨーヴァ生まれの55歳。スイス・グシュタードにある「メニューイン・アカデミー」で学び、その後、ニューヨークでドロシー・ディレイ、イツァーク・パールマンの元で研鑽を積んだ。1993年の「エリザベート王妃国際コンクール」2位など受賞多数。その後、ソリストとして著名なオーケストラ、音楽家との共演を重ね、母校の「メニューイン・アカデミー」で14年間指導者を務めた後、コンセルトヘボウ管に入団した。
写真:Alchetron
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