リューベック発 〓 フルートのカラパノスに今年の「レナード・バーンスタイン賞」、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭

2020/08/15
【最終更新日】2024/02/02

新型コロナウイルスの感染拡大で中止されたドイツのシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭が、今年の「レナード・バーンスタイン賞」をギリシャのフルート奏者スタティス・カラパノス(Stathis Karapanos)に贈った。カラパノスはアテネ生まれの23歳。

賞は2002年、音楽祭の創設に深く関わった故人を記念してドイツの貯蓄銀行金融グループ (Sparkassen Finanzgruppe)がスポンサーになり、音楽祭期間中に若い音楽家に贈られている。賞金は10,000ユーロ(約118万円)。

カラパノスは5歳からフルートを学び、アテネ国立音楽院、ブルガリア国立音楽院、ドイツのカールスルーエ音楽大学で学び、卒業後も大学オーケストラのメンバーとして活動。音楽祭オーケストラのメンバーも務めてきた。

2016年には、サントリーニ・アーツ・ファクトリー音楽祭のクラシック音楽部門のディレクターに就任。その後、ギリシャ・ユース・オーケストラ、アテネ国立管弦楽団の首席奏者も最近まで務めていた。

写真:Schleswig-Holstein Festival


    音楽祭情報はこちら ▷


関連記事

  1. ライプツィヒ発 〓 バッハ音楽祭が2025年の公演ラインナップを発表

  2. ケルン発 〓 ケルンWDR響の次期首席指揮者にフランスの女流指揮者マリー・ジャコー

  3. 訃報 〓 ミハイル・ユロフスキ(76)ロシアの指揮者

  4. 訃報 〓 ジークフリート・クルツ(92)ドイツの指揮者

  5. ライプツィヒ発 〓 ゲヴァントハウス管が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表、目玉は「マーラー・フェス」

  6. ハンブルク発 〓 フィンランドの俊英タルモ・ペルトコスキが老舗レーベル「ドイツ・グラモフォン」と契約

  7. ミュンヘン発 〓 ミュンヘン響の次期音楽監督にジョセフ・バスティアン

  8. ザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭 〓 代役でネトレプコが《トスカ》に出演

  9. ベルリン発 〓 バレンボイムが健康上の理由から、5月1日のベルリン・フィル「ヨーロッパ・コンサート」の指揮から降板

  10. ベルリン発 〓 州立オペラが2025/2026シーズンの公演ラインナップを発表

  11. ロンドン発 〓 ピアノの藤田真央が「BBCプロムス」にデビュー、ヤクブ・フルシャ指揮のチェコ・フィルと共演

  12. バイロイト・バロック 〓 音楽祭開幕、ポルポラのオペラ《カルロ・ディ・カルヴォ》で

  13. ニュルンベルク発 〓 州立劇場が音楽総監督のローランド・ベーアとの契約を延長

  14. バーデン=バーデン発 〓 ベルリン・フィルがバーデン=バーデン・イースター音楽祭との契約を延長

  15. キール発 〓 キール歌劇場の音楽総監督にベンジャミン・ライナース

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。