なんという代役ー。ザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭がコンサート形式で上演するプッチーニの歌劇《トスカ》で、主役トスカに予定されたアニヤ・ハルテロスの代役として、アンナ・ネトレプコが急きょ出演することになった。
発表によると、ハルテロスだけでなく、ターフェルも降板する。こちらはルカ・サルシが代役に起用される。二人が降板する理由は発表されていない。今年の音楽祭は5月21日の開幕で、24日までの日程。昨年の音楽祭は新型コロナウイルスの感染拡大で中止されている。上演されるオペラは、ヘンデル《時と悟りの勝利》、モーツァルト《皇帝ティートの慈悲》、プッチーニ《トスカ》。
中でも、《トスカ》は主役トスカにハルテロス、カヴァラドッシにヨナス・カウフマン、スカルピアにブリン・ターフェルが起用され、音楽祭の芸術監督を務めるチェチーリア・バルトリが羊飼いの役で出演することになっていた。10歳の時にローマ歌劇場で“オペラ・デビュー”した役を再び、ということで何かと話題の公演だった。
写真:Bayerische Staatsoper
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ザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭 〓 代役でネトレプコが《トスカ》に出演
2021/05/19
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