ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団(l’Orchestre philharmonique de Strasbourg)の次期音楽監督がウズベキスタン出身のアジス・ショハキモフ (Aziz Shokhakimov)に決まった。2012年からその任にあるマルコ・レトーニャ (Marko Letonja) の後任。任期は2021/2022シーズンから3年。
ストラスブールは、ドイツとの国境に接するフランス北東部の旧アルザス地域圏の街。歴史的に、フランスとドイツの間で帰属を繰り返した歴史を持ち、白ワインの産地として知られる。
ショハキモフは1988年、ウズベキスタンの首都タシケント生まれの32歳。6歳からヴァイオリン、ヴィオラ学び、指揮をウラディミール・ネイメルに師事。13歳の時にウズベキスタン国立交響楽団を指揮してデビューした。その後、ウラディーミル・スピヴァコフが主宰するロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団のクラスに招かれ、2010年には定期演奏会にデビューした。
2010年にバンベルク交響楽団が主催する「グスタフ・マーラー国際指揮者コンクール」で第2位を獲得して国際的な注目を集め、2015年からデュッセルドルフのライン・ドイツ・オペラの指揮者陣に加わった。
2016年には「ネスレ&ザルツブルク音楽祭青年指揮者コンクール」で優勝している。ストラスブール・フィルには2014年以来、たびたび客演していた。
写真:shokhakimov.com
もっと詳しく ▷
ストラスブール発 〓 ストラスブール・フィルの次期音楽監督にアジス・ショハキモフ
2020/08/05
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。