ストラスブール発 〓 ストラスブール・フィルの次期音楽監督にアジス・ショハキモフ

2020/08/05

ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団(l’Orchestre philharmonique de Strasbourg)の次期音楽監督がウズベキスタン出身のアジス・ショハキモフ (Aziz Shokhakimov)に決まった。2012年からその任にあるマルコ・レトーニャ (Marko Letonja) の後任。任期は2021/2022シーズンから3年。

ストラスブールは、ドイツとの国境に接するフランス北東部の旧アルザス地域圏の街。歴史的に、フランスとドイツの間で帰属を繰り返した歴史を持ち、白ワインの産地として知られる。

ショハキモフは1988年、ウズベキスタンの首都タシケント生まれの32歳。6歳からヴァイオリン、ヴィオラ学び、指揮をウラディミール・ネイメルに師事。13歳の時にウズベキスタン国立交響楽団を指揮してデビューした。その後、ウラディーミル・スピヴァコフが主宰するロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団のクラスに招かれ、2010年には定期演奏会にデビューした。

2010年にバンベルク交響楽団が主催する「グスタフ・マーラー国際指揮者コンクール」で第2位を獲得して国際的な注目を集め、2015年からデュッセルドルフのライン・ドイツ・オペラの指揮者陣に加わった。

2016年には「ネスレ&ザルツブルク音楽祭青年指揮者コンクール」で優勝している。ストラスブール・フィルには2014年以来、たびたび客演していた。

写真:shokhakimov.com


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ボストン発 〓 ボストン響が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  2. ニューヨーク発 〓 指揮者のマイケル・ティルソン・トーマスが11月に現場復帰

  3. チューリッヒ発 〓 チューリッヒ歌劇場が2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表、新しい「リング・チクルス」がスタート

  4. カルガリー発 〓 ホーネンス国際ピアノ・コンクールが1年延期を発表

  5. ミュンヘン発 〓 ミュンヘン・フィルのウクライナ支援のチャリティー・コンサートに4,000万円超の善意

  6. ブエノスアイレス発 〓 南米も公演キャンセル広がる、新型コロナウイルスの感染拡大で

  7. トゥールーズ発 〓 トゥガン・ソヒエフがキャピトル管、ボリショイ劇場の音楽監督を辞任。ロシアのウクライナ侵略で態度表明求められ

  8. ミネアポリス発 〓 オスモ・ヴァンスカがミネソタ管の音楽監督を退任

  9. ニコシア発 〓 ギュンター・ノイホルトがキプロス響の芸術監督に

  10. ベルリン発 〓 ベルリン・シュターツカペレが創立450年

  11. ミラノ発 〓 音楽監督のリッカルド・シャイーが反論、ウクライナ領事のスカラ座《ボリス・ゴドノフ》上演取り止め要請に

  12. ローマ発 〓 カウフマンが初のカラフ役、パッパーノと《トゥーランドット》全曲録音へ

  13. 訃報 〓 パヴレ・デシュパイ(87)クロアチアの指揮者

  14. ロンドン発 〓 イングリッシュ・ナショナル・オペラ、本拠地をロンドンからマンチェスターに

  15. ザルツブルク音楽祭 〓 ハンガリーのガボール・カリ、第9回「ネスレ&ザルツブルク音楽祭青年指揮者コンクール」で優勝

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。