ザルツブルグ音楽祭 〓 音楽祭をストリーミング配信、第1弾は《エレクトラ》

2020/07/31

8月1日から幕を開けるオーストリア・ザルツブルグ音楽祭(Salzburger Festspiele)がコンサート、オペラのストリーミング配信を行うことを発表した。

ストリーミングは独仏共同放送局の「Arte」などを通じて行われ、第1弾は音楽祭初日に上演されるリヒャルト・シュトラウス《エレクトラ》。ストリーミングはヨーロッパ中央時間の午後8時半(日本時間の2日午前3時半)から。

音楽祭は今年、創立100周年という記念の年。新型コロナウイルスの感染拡大で開催が危ぶまれていたが、開幕を8月1日に遅らせ、会期を44日間から30日間に短縮、プログラムも小規模な公演に切り替えられた。

上演されるオペラも、クリストフ・ワリコフスキ演出のリヒャルト・シュトラウス《エレクトラ》と、クリストフ・ロイ演出のモーツァルト《コジ・ファン・トゥッテ》の2作品。

《エレクトラ》は8月1日から24日にかけての上演で、会場はフェルゼンライトシューレ。客席1,500強の会場に聴衆700人というスタイルで上演される。

管弦楽はフランツ・ウェルザー=メスト指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。歌手陣は、エレクトラにアウシュリネ・ストゥンディーテ、クリテムネストラにターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー、クリソテミスにアスミク・グリゴリアンという布陣。

写真:Salzburger Festspiele


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