ザルツブルク復活祭音楽祭 〓 早くも2022年のプログラムを発表、オペラは《ローエングリン》

2021/06/10

今年の音楽祭自体が10月開催にスライドさせているザルツブルク復活祭音楽祭(Salzburger Osterfestspiele)が早くも、2022年のプログラムを発表した。2012年から音楽祭を支えてきたクリスティアン・ティーレマン(Christian Thielemann)とシュターツカペレ・ドレスデンのコンビは音楽祭との契約が2022年で切れるため最後の年となる。

発表によると、2022年のフェスティバルは4月9日から4月18日という日程。音楽祭の期間中、「ヘルベルト・フォン・カラヤン」賞の授賞式が行われるが、2022年はシュターツカペレ・ドレスデンに贈られるという。

上演されるオペラはワーグナー《ローエングリン》で、指揮はもちろん、ティーレマン。主人公ローエングリンにエリック・カトラー、エルザにジャクリン・ワグナーが起用される。演出はなんと、セルジオ・モラビト、アンナ・フィーブロック、ヨッシ・ヴィーラーがタッグを組む。

ティーレマンが指揮するオーケストラ・プログラムは、アントワン・タメスティを迎えてのバルトークのヴィオラ協奏曲、リヒャルト・シュトラウスのアルプス交響曲。ゲスト指揮者はトゥガン・ソヒエフで、ショスタコーヴィチの交響曲第7番《レニングラード》を指揮する。

また、「ザルツブルク・コンサート」の枠でチョン・ミョンフンも客演。チョン自身がピアノを弾き、ヴァイオリンのマティアス・ヴォロング、シュターツカペレの首席チェロ奏者のノルベルト・アンガーと組んでベートーヴェンの三重協奏曲。加えて、没後125年を迎えるブラームスの交響曲第4番を指揮する。

合唱付のプログラムはブルックナー・プログラムで、交響曲第9番とテ・デウム、讃歌《王の御旗は翻る》。歌手陣はカミラ・ニールンド、エレーナ・ツィトコーワ、エレナ・ジドコワ、サイミール・ピルグ、フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒという顔ぶれ。

音楽祭はニコラウス・バッハラーを新総裁に迎え、2023年からは毎年違う指揮者とオーケストラに出演してもらうスタイルに変更することを決めている。

写真:Salzburger Osterfestspiele / Matthias Creutziger


    もっと詳しく ▷

    音楽祭プロフィールはこちら ▷


関連記事

  1. ザルツブルク復活祭音楽祭 〓 音楽祭の開催を断念、新型コロナウイルスの感染拡大で

  2. バイロイト音楽祭 〓 来年の《さまよえるオランダ人》にオクサーナ・リーニフを起用、女性指揮者は音楽祭初

  3. ザルツブルグ復活祭音楽祭 〓 2023年から毎年違う指揮者とオーケストラで

  4. バイロイト音楽祭 〓 キャスト交代を発表、《ワルキューレ》のブリュンヒルデはイレーネ・テオリンの代役にキャサリン・フォスターが出演

  5. リヒャルト・シュトラウス音楽祭 〓 アレクサンダー・リープライヒが芸術監督を辞任

  6. ウィーン発 〓 カウフマンが「黄金の市庁舎の男」を受章

  7. ヴェルビエ音楽祭 〓 2021年のプログラムを発表、藤田、辻井が出演

  8. ミュンヘン・オペラ・フェスティバル 〓 2020年の新作披露は《ファルスタッフ》と《カストールとポリュックス》

  9. サヴォンリンナ・オペラ・フェスティバル 〓 2022年の公演ラインナップを早くも発表

  10. チューリヒ発 〓 チューリヒ芸術祭が財政難で終了へ

  11. アヴァンシュ発 〓 夏のオペラ・フェスティバルを運営する財団が破産宣言

  12. コシツェ発 〓 スロヴァキアの春の音楽祭「コシツェ音楽の春」も開催中止

  13. ザルツブルク音楽祭 〓 ハンガリーのガボール・カリ、第9回「ネスレ&ザルツブルク音楽祭青年指揮者コンクール」で優勝

  14. ザルツブルク発 〓 ハイティンクがウィーン・フィルの名誉会員に

  15. シュタイアー発 〓 「オーストリア音楽劇場賞」の最優秀指揮者にフランツ・ウェルザー=メスト

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。