ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(Vienna Philharmonic Orchestra)がフルートの前首席奏者シルヴィア・カレッドゥ(Silvia Careddu)に対して出演を依頼して話題を集めている。カレッドゥは試用期間が終わった今年1月、楽団員による投票で正式採用されず退団しているが、古巣の依頼を快諾したという。出演を依頼したのは、9月3日のBBCプロムスと6日のルツェルン音楽祭の公演。どちらも、引退を表明しているベルナルト・ハイティンクにとって最後の演奏会となる。
ウィーン・フィルのフルートの首席奏者については、カレッドゥの後任として、6月に行われたオーディションで、ハンブルクを本拠地とするNDRエルプ・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務めるフランス人、リュック・マンホルツ(Luc Mangholz)が既に選ばれている。マンホルツは1995年生まれの24才。パリでフィリップ・ベルノルド、ミュンヘンでアンドレア・リーバークネヒトに師事している。9月1日に着任する予定だったが、それが遅れたことで、カレッドゥに出演を依頼することになったという。
写真:juanvalflauta.com
ウィーン発 〓 フルートのカレッドゥ、ウィーン・フィルの依頼を快諾
2019/08/31
【最終更新日】2019/10/17
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