ベルリン・ドイツ交響楽団(Deutsches Symphonie-Orchester Berlin)が新しいコンサート・マスターにロシア生まれのマリーナ・グローマン(Marina Grauman)を起用することを決めた。2019/2020シーズンから。マリーナは現在、24歳。サンクト・ペテルブルク音楽院とカラヤン・アカデミーで学び、現在はベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でウルフ・ヴァリーンの下で研鑽を積んでいる。ミュンヘン国際音楽コンクールなど、コンクールでの受賞歴多数。マーヴィン・トリオのメンバーでもある。
ベルリン・ドイツ交響楽団は1946年、西ベルリンのアメリカ軍占領地区放送局(Rundfunk im amerikanischen Sektor RIAS)のオーケストラとして設立された。その名称から、日本ではかつて、「RIAS放送交響楽団」とも呼ばれた。初代首席指揮者にはフェレンツ・フリッチャイが就任して高い人気を博した。1956年には「ベルリン放送交響楽団」と改称したが、ドイツの再統一後の1993年、東ベルリンに「ベルリン放送交響楽団」があったことから現在の名称に改称した。
写真:Deutsches Symphonie-Orchester Berlin
ベルリン発 〓 ベルリン・ドイツ響の新しいコンサート・マスターにマリーナ・グローマン
2019/08/14
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