オランダを代表する作曲家の一人、ハンス・コックス(Hans Kox)が亡くなった。亡くなったのは2月25日で、85歳だった。調性は残しつつも十二音技法を取り込んだ作風で知られる。。1953年にガウデアムス国際音楽週間で作曲家としてデビュー。作品は交響曲からオペラまで多岐に渡り、150曲以上を作曲した。代表作に管弦楽曲「コンチェルタンテ・ムジーク」、「あの頃は」、「ヨーロッパへのレクイエム」などがある。
コックスは1930年、オランダ東部アーネムの生まれ。聖歌隊の指揮者でオルガン奏者だった父親から音楽の手ほどきを受けた後、ユトレヒト音楽院に進学。その後、アムステルダムに移って作曲を学んだ。1956年から1971年までドゥーティンヘムの音楽学校で教鞭を執った。その後、ハーレムに移って北オランダ・フィルハーモニー管弦楽団(Noordhollands Philharmonisch Orkest)の顧問に就任。ユトレヒト音楽院の教授を1984年まで務めていた。
写真:Marieke Duijsters
訃報 〓 ハンス・コックス(85)オランダの作曲家
2019/03/05
【最終更新日】2023/02/16
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